「お見合いで何を話せばいいのだろう」
「初対面だと緊張して上手く話せない」
こんな悩みはありませんか?
お見合いで出会う人は将来の伴侶となる人かもしれないので、会話が原因で失敗するのは嫌ですよね。お見合いは相手に興味を持ってもらい、「また会っても良いかな」と思ってもらうことが大切です。
結論から言うと、お見合いは上手く聞き手に回りお相手の魅力を引き出すことが重要です。なぜなら、お相手に「もっと続きを話したい」と思ってもらう必要があるからです。
そこで、この記事ではお見合いが成功するために役立つ会話のネタと話題にしてはいけない会話について紹介します。
この記事を読めばお見合いの会話で躓くことが無くなり、リラックスしてお見合いに臨むことができるようになるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
- お見合いで失敗しない話題の作り方
- 上手に聞き手に回る方法
お見合いを成功させる会話のネタ
お見合いで何を話したらいいかわからない人もいますよね。
お見合いの席で「ご趣味は……」というセリフを聞いたこともあると思います。お見合い時の話題としてはあながち間違いではありません。
初対面で緊張している2人の会話です。無難な話題の方が何を話すか事前に準備ができます。
緊張をほぐす話題から盛り上がる話題まで9つの会話のネタを紹介します。
・聞き手に回る(相槌が大切)
・共通点を見つける(親近感を与える)
・共通点を見つけたら会話を掘り下げる
・一問一答にならないように気を付ける
・質問(回答)ばかりにならないようにする
季節・天気
お互いに初対面の間柄のため、まずは緊張をほぐす必要があります。
いきなり核心を突いた話題を出してしまうとお相手は身構えてしまうので、まずは季節や天気・お見合い会場に来るまでの出来事など、当たり障りのない会話をしましょう。
例)「今日は朝から冷えますね。暖かい飲み物でもいかがですか」
ラウンジやカフェで席に着いた時に男性から声を掛けてもらえると、女性の緊張もほぐれて本題に入りやすくなります。
食の好みについて
趣味や自己PRに「カフェ巡り」や「料理」と書いてあれば、「好きな食べ物」や「行きつけのカフェ」の話題で盛り上がります。しかし、食の好みは話題を盛り上げるだけではありません。
お見合いが成功して仮交際に進んだ場合は食事デートプランの参考になります。「好きな食べ物」より大きな括りで「和洋中」で好みを聞いておくとお相手をデートに誘いやすくなります。
食の好みは結婚生活を送る事でもとても大切です。なぜなら、お相手が好きな食べ物が自分の嫌いな食べ物だった場合、結婚後の生活でとても苦労するからです。食事以外にも「衣食住の価値観」が似ているかどうかは結婚をするかどうかの判断基準として大切です。
仕事について
休日は土日なのか平日なのかということは、結婚後やこれからのお付き合いをしていく中でとても大切ですよね。
仕事に関しては男女で関心事に違いがあります。
大抵の女性は男性の年収について関心を持っていますし、男性は女性が結婚後に専業主婦になりたいのか仕事を続けたいのかについて関心を持っています。
男女の関心事の差を理解したうえで、「どんな仕事をしているか」「仕事に対するやりがいは何か」という質問をすることで、結婚に対する価値観が合うかどうかを判断する基準になります。
また、仕事に関する話題は「ポジティブ」をアピールすることができます。逆に仕事の愚痴や辛い、辞めたいなどの「ネガティブ」な内容はお相手に対するイメージが悪くなるので避けましょう。
趣味について
お見合いの席で趣味の話題は会話を広げる話題としては定番のネタです。
お相手の趣味はプロフィールを見ることでわかるので、事前に確認をしておくと会話を振りやすくなります。
お相手の趣味が自分と全く異なっていたとしても、「あまり詳しくはないのですが」と前置きしてから質問してみましょう。
ただし、実は世の中には無趣味な人多いです。趣味が「読書」や「映画鑑賞」だった場合は要注意です。本当に好きなのか、無趣味なのか見極める必要があります。
「最近どんな本を読みました?」「おもしろい映画紹介してください」などと深掘りし過ぎると、お相手がボロを出してしまい、気まずい雰囲気になってしまう可能性があります。
また、趣味を聞かれるとつい嬉しくなってマニアックな話までしてしまいますが、お相手が会話に着いてきているか確かめながら話をする必要があります。お相手が引いてしまったといったことにならないように気を付けましょう。
休日の過ごし方
趣味と合わせて休日の過ごし方も会話を広げる話題としては定番のネタです。
食の好みと同様に、休日の過ごし方から仮交際に進んだ場合のデートプランの参考になります。
休日の過ごし方から、お相手が「インドア派」なのか「アウトドア派」なのか判断できると共に、「倹約家」か「浪費家」の判断もある程度の予測ができます。
休日の過ごし方は趣味とあわせて質問すると会話を深掘りしやすく、話題も広がりやすいです。
家族構成について
お互いの家族について話題にすることもおすすめです。
「長男(女)」かどうかはプロフィールに記載されている場合もあります。
お互いの共通点があると親近感を覚え、会話が広がります。
しかし、ご家族の両親やご兄弟のプライベートの話をネタにするのはNGです。
例)
「お父様はどこにお勤めしているのですか?」
「お兄さまも独身なんですか?」
お見合いでは当人同士の話題で盛り上がることがマナーと覚えておけば、家族構成の話題になった時にお相手を不快にさせません。
また、自分がバツイチだった場合は、なぜバツイチになってしまったのか理由を簡潔に伝えたほうがお相手に不信感を与えません。その時に当時の夫(嫁)の悪口は避けましょう。
「(自分が)至らなかった離婚してしまいましたが、反省を生かして再婚活を始めました」といった謙虚な気持ちを伝えることで、お相手に誠実さが伝わります。
出身地について
出身地の会話は盛り上がりやすい話題です。
同じ地域の出身だった場合は、共通の地元の話題で盛り上がりやすいです。
また、地方出身だった場合は将来地元に戻りたいかどうか質問してみることもおすすめです。結婚後の生活に関係することなので、結婚をするかどうかの判断基準として大切です。
学生時代の思い出
学生時代の思い出も会話が盛り上がることがあります。
お相手の趣味や休日の過ごし方がスポーツ系だった場合は「いつから始めたのですか?」「学生時代も運動部だったのでしょうか?」と質問してみましょう。
また、同じ地域の出身だった場合は、お互いに知っている学校かもしれません。
しかし、学生時代の思い出のネタはあくまでも共通点を探すためだけのもの。部活や学歴などで自慢話になってしまうと、お相手は不快に感じてしまう可能性があるので自慢話は避けましょう。
世間で流行っているネタ
上記の内容でどうしても話題が広がらなかったら世間で流行っているネタが役に立ちます。
なんの脈絡もなくいきなり話題を振るのは難しいので、趣味や休日の過ごし方の話題で更に話を掘り下げたいときに使うのが効果的です。
ただし、お見合いの本来の目的はお互いの自己紹介です。流行りのネタで盛り上がってしまい、お互いの事を全く知ることができなかったという事にならないように気を付けましょう。
お見合い前に会話のネタを準備する
お見合いを良い雰囲気の中で終わらせるためには、事前にお相手が何に興味を持っているか下調べが大切です。そのためにはお相手のプロフィールを熟読するのが1番です。
プロフィールの中でも特に重要なのは自己PR分と、あれば仲人からの推薦文です。
特に男性に多いですが、自己PRの中で仕事についての記載の割合が高い人は「仕事に誇りを持っている」ことが多いため、仕事の話を振れば大抵の男性は熱く話をしてくれるでしょう。
仲人からの推薦文も、実は本人が自慢したいという内容が多いので会話のネタにしやすいです。
プロフィールを暗記する必要はありません。お相手が話しやすいと思う話題をポイントだけ押さえて覚えておきましょう。お互いに共通する話題があれば会話も盛り上がります。
自己PR以外ではお相手の出身地が地方だった場合は事前に特産品を調べておくことも効果的です。出身地の話題になった時に、特産品の話を出すことで「この人は私の事を知ろうとしてくれている」と好印象を持ってもらえます。
お見合いはお相手とのことを話題にすることが多いですが、時事ネタや最近の流行りが話題になることもあります。婚活中は日頃からアンテナを張っておくクセを付けておくとお見合い当日に焦る心配もなくなります。
お見合い(初対面)で避けたい会話のネタ
一方でお見合いでは避けたい会話のネタもあります。
現在の婚活状況
お相手も婚活をしているからといって婚活の状況を聞くのはマナー違反です。
「今何人とお付き合いされているんですか?」
「なぜ結婚相談所に入会したんですか?」
「今までどんな人とお付き合いされてきたんですか?」
お互いに婚活をしているため、婚活仲間と思いがちですが、お相手からすれば答える義務も無ければ不快以外の何物でもありません。
過去の恋愛経験
婚活状況と同様に過去の恋愛経験を根掘り葉掘り聞くことも避けましょう。
お相手の過去が気になるかもしれませんが、初対面で聞く話ではありません。
お付き合いが始まり、ある程度親密になった時にお相手から打ち明けられるかもしれませんが、お見合いの席では不適切な話題です。
自慢話
お見合いではお相手に良いところを見せようと「自分をアピール」したいですよね。
しかし、自慢話は聞かされている側からすれば決しておもしろいものではありません。
気を付けたいのは「有名大学卒」や「有名会社勤務」の話を自分から延々としてしまうことです。
宗教関係
結婚したら絶対に同じ宗教に入ってもらわなければならない場合はお見合いが失敗する覚悟で宗教の話をしたほうが良いです。後からわかって交際終了となる場合、時間の無駄になるからです。
しかし、そうで無い場合は宗教関係の話題は避けたほうが良いです。仮交際や真剣交際に進む過程で話をする必要は出てくると思いますが、初対面で出す話題ではありません。
最悪の場合、お相手から「宗教の勧誘かな」と勘違いされてしまい、お見合いが失敗に終わってしまう可能性があります。
下ネタ・自虐ネタ
お相手の緊張をほぐすために下ネタや自虐ネタを言う人がいますが、お見合いの席ではお相手を不快にするだけではなく、下品なイメージを持たれてしまうため避けたほうが良いです。
デリケートな個人情報
個人情報に関わる話題は避けましょう。特にお相手の「連絡先」や「最寄り駅」を聞くのは絶対にやめましょう。最悪の場合、お相手の結婚相談所経由でクレームが届きます。
他にも、「借金」や「病気」、「勤務先」など全て個人情報です。
お見合いから仮交際、真剣交際に進む過程で聞くことができる内容です。お見合いが失敗になるかもしれない相手に個人情報を教えてしまうのは危険ですし、個人情報を聞いてくる人に対して不信感しか抱きません。
お見合い相手に良い印象を与える会話術
聞き上手になるように意識する
大抵の場合、お見合いでは「自分のことを知ってもらいたい」という思いが強いです。そのため、自分の話をすることよりも、まずはお相手の話を聞いて、お相手に良い気分になってもらうことを心掛けてください。
話を聞くときは、顔の表情も使って相槌を打つと効果的です。
お相手の話を途中で遮らずに話を最後まで聞いてから次の質問をすると、次の会話へスムーズに繋げることができます。
お相手が話をしている最中の割り込みや否定的な意見は避けましょう。
会話から共通点を見つけるように意識する
初対面だけど共通点を見つけた瞬間に打ち解けたという経験はありませんか?人は共通点がある人に親近感を覚えるという特性があります。心理学的に言うと「類似性の法則」といい、共通点が多いほど親近感を覚えます。
共通点を見つけてお相手に親近感を覚えてもらうためには、「自己開示」が大切です。
例)「私は宮城県出身ですが、〇〇(お相手)さんも同じなんですね。久しぶりにずんだ餅を食べたくなりました」
お相手との共通点が見つからないときは、お相手が話をしている時にキーワードを見つけるように意識してみましょう。
会話が続くような質問をする
自分が聞き手に回るために質問をするとき、「〇〇は好きですか?」など「はい」「いいえ」で答えることができるような質問は避けましょう。なぜなら、そこで会話のキャッチボールが終わってしまう恐れがあるからです。
理想的なのは1つの質問から会話が広がっていくことです。そのためには具体的な回答を得ることが大切です。
具体的な回答を得るための質問には「5W1H」を活用すると効果的です。
- いつ(When)
- どこで(Where)
- 誰が(Who)
- 何を(What)
- なぜ?( Why)
- どのように(How)
例えば、製造業に勤務している男性に「なぜ〇〇さんは製造業に就職したのですか?」と質問すれば、「高校生の時から機械を触ることが好きだったから」と言った回答がもらえます。
笑顔で話す
お見合いではお相手に良い印象を持ってもらう事が大前提です。
話すときは「笑顔で」「相手を見る」ことが大切で、聞くときも「笑顔で」「相槌を打つ」といったリアクションをすることで、お相手に不快感を与えない事が大切です。
笑顔には様々な効果があります。
・ポジティブな気持ちになる
・笑顔は伝染する
・コミュニケーションがスムーズになる
ただし、むやみに笑っているだけでは逆にお相手に不信感を抱かれてしまうので使いどころが大切です。
重要なのは笑顔が多いかどうかではなく、自然とお互いが笑顔になることです。
まとめ
結婚相談所の婚活では、マッチングアプリとは違ってプロフィールを見て気になった人にお見合いを申し込み、お相手からOKをもらうと即お見合いに発展します。
事前情報がプロフィールしかない中でのお見合いでは緊張してしまいますが、沈黙が続くとお相手に悪い印象を与えてしまい、次のステップへ進めなくなってしまいます。
逆を言えば、お見合い中の会話で盛り上がればお相手に「もっと話をしたい」「また会っても良いかな」と思ってもらう事ができて、お見合いが成功する確率が高くなります。
忘れてはいけないのは、会話を盛り上げることが目的ではなく、お相手に「もっと話をしたい」「また会っても良いかな」と思ってもらう事が目的です。会話を盛り上げることは、手段でしかありません。
お見合いが成功したら次のステップは仮交際です。仮交際のスタートは男性が女性に連絡をする「ファーストコール」です。
ファーストコールが成功して幸先の良い仮交際が始められるように、ぜひ次の記事も参考にしてくださいね。
それでは、この記事を読んであなたのお見合いに役立てば幸いです。
また、あなたの婚活が成功することを心から願います。